不妊治療のQ&Aブログ

by 松本レディースクリニック 不妊センター

Q.妊娠するためにはどうしたらいいのでしょうか?

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赤ちゃんがほしいけれどなかなかできない。けれど、不妊と呼べるほどの状態とも断定できない。そんな状況で悩むご夫婦も少なくありません。

 

不妊症の定義はもともと「結婚後2年がすぎても妊娠しない」というものでしたが、実際は結婚後1年で、避妊をしていない約80パーセントのカップルが妊娠しているというのが現実で、今は「1年間」に定義が改められています。年齢と妊娠のしづらさは比例しているため、本格的に妊活を検討しているのであれば早いに越したことはありません。

 

しかし不妊治療と言っても、初めから体外受精のような高度医療をおこなうとは限りません。不妊治療には大きく分類すると、「一般不妊治療」と「生殖補助医療」があるのですが、場合によっては前者を勧められることもあるでしょう。

 

■一般不妊治療とは

排卵のタイミングを予測して自然妊娠をめざす「タイミング法」や、精液を採取してそれを人工的に子宮腔にいれる「人工授精」など、必要最低限の補助で妊娠を目指していくものです。排卵誘発剤を使って排卵する卵の数を増やしたうえで、タイミング法や人工授精を組み合わせることもあります。

 

■生殖補助医療とは

こちらはもっと積極的に「妊娠して赤ちゃんを産む」までの最短コースを目指すような治療になります。精子卵子を体外にとりだして受精させる「体外受精」や、精子を人工的に卵子の中に入れる「顕微授精」、受精した胚を凍結保存して別の周期に移植する「凍結胚移植」、精液の中に精子が見つからないときに精巣から精子を回収する「精巣精子採取法」を使っての顕微授精などがあります。

 

■妊娠するための第一歩

妊娠するためには、必ず体外受精をしなくてはならないのだろうと考える方もいますが、実際はご夫婦の年齢や置かれた環境などを鑑み、ご相談のうえあらゆる可能性を検討していくことになります。

なんにせよ、まずは諸検査をおこない、妊娠しにくい原因をつきとめること。問題点があればそれを補助していくというのが「不妊治療」であるとお考えください。

 

最後に…妊娠には心身の健康状態が大きく影響します。規則正しい生活やバランスの良い食生活を心がけ、あまり気負いすぎずに気持ちを楽に持つことが、ある意味妊娠の第一歩と言えるかもしれません。



文責:松本和紀(松本レディースクリニック 不妊センター 院長)

 

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松本レディースクリニック 不妊センター

〒170-0013

東京都豊島区東池袋2-60-3 グレイスロータリービル1F

Tel 03-5958-5633 / Fax 03-5958-5635

 

<初診のご案内>

当院は予約制ではありませんので、初診をご希望の方は直接のご来院をお願いいたします。初診の方の受付時間は、

平日 午前 8:00〜12:00、午後 14:30〜18:00
土曜日 午前 8:00〜11:00、午後 13:45〜15:00
です。
 

初診の流れなどの詳細はこちらからご確認ください。


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Q.不妊治療によって離婚の危機を迎えそうで怖いです

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不妊治療は、ひとりではできません。ご夫婦の足並みをそろえて、協力しあいながら進めていくものです。

しかし、不妊治療では、女性のほうが足しげく通院する場合がほとんど。医師とコミュニケーションをとりやすい妻側と、その報告をうける形になる夫側とは、いつのまにか「温度差」が生まれてくることも多いものです。もし「赤ちゃんがほしい」という同じ目標を共有しながらもすれ違いが続き、最悪の場合離婚にいたってしまっては、これほど残念なことはありません。

 

確かに不妊治療にかかる精神的・経済的な負担は、決して少ないものではありませんし、ときにはお二人に難しい局面が訪れることもあるかもしれません。ですが、ここまで手を取り合ってきたご夫婦なのですから、ぜひお互いを支えあい、困難を乗り越えてほしいと思います。

奥さんが孤独感を抱え込まないようにするためには、旦那さんのサポートが不可欠。時間の都合がつくときには夫婦そろって受診し、ご夫婦の問題として治療を受け止めていくようにしたいものです。

もちろん、不妊治療を経てますます仲を深めたというご夫婦もたくさんいらっしゃいます。そういったご夫婦はコミュニケーションをしっかりと取り、悩みや不満を溜め込まないようにしているカップルが多いようです。

 

ストレスは、不妊の大きな要因のひとつに成りえます。不妊治療をおこなう際は、あまり思い詰めたりご自身を責めたりせず、心身の体調を万全に整えるように心がけてください。



文責:松本和紀(松本レディースクリニック 不妊センター 院長)

 

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Q.体外受精の着床率はどれくらいですか?

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結論から申し上げると、体外受精の妊娠率は、残念ながらさほど高いものではありません。30代前半の女性でおよそ30〜40%、40代に入るとその妊娠率は8%ほどまで下がってしまいます。

運よく一度の体外受精で妊娠する方もいらっしゃいますし、数年という年月をかけて何度も取り組んでいる方もいらっしゃいます。不妊治療に関しては、何回やれば妊娠できるとお約束できる性質のものではなく、どれくらいの回数、妊活に取り組むかということはご夫婦で話し合っていただくほかありません。

 

体外受精には肉体的な負担、精神的な負担、経済的な負担…いろいろなものがのしかかります。もし苦労したうえで妊娠できなかったら…そう思って、不安な気持ちになったり、心が不安定になったりするのは無理もありません。ですが、そこを乗り越えていかなければ、不妊治療は行き詰まってしまいます。明るく前向きな気持ちを持ち続けることが、不妊治療においてもっとも有効な手段のひとつなのです。

 

■「着床」と「妊娠」の違い

ところで、よく混同されがちなのですが、着床率と妊娠率は少々異なるものです。それをご説明するために、まずは体外受精のプロセスを振り返ってみましょう。

 

体外受精とは卵子を取り出し、卵子精子を受精させ、女性の体内に戻す方法のことです。そのプロセスは大きく分けて、「排卵誘発と採卵」「受精」「胚移植」の3つの分けられます。

 

胚移植」をおこなう際は、採卵の3〜5日後に、8分割胚か胚盤胞胚を移植するのが標準です。その後、移植された胚は子宮内腔で胚をつつんでいる透明帯がやぶれる「ふ化」がおきます。ふ化すると胚の中身が外に出て、子宮内膜の中にもぐりこみはじめます。そして、12日目くらいには胚の全体が内膜の中に完全に入り込んで「着床」が成立するのです。

着床すると、hCGという、妊娠中に産生されるホルモンが分泌されます。市販の妊娠検査薬では尿中のhCG濃度を測ることで妊娠判定をおこないます。「着床率」の定義はさまざまですが、基本的には妊娠判定が出たら着床したと判断します。

 

しかし実際には、hCGが出ているにも関わらず、妊娠とならないケースもあります。具体的には、一時的にhCGが分泌されたものの、その後自然と低下し妊娠に至らない場合(化学的流産)や、異所性妊娠(子宮外妊娠)である場合などです。その確率はさほど高くはありませんが、高齢になればなるほど確率は上がっていきます。

 

■妊娠はいつわかる?

着床しただけでなく、実際に妊娠したかどうかは、胚移植後、2回目の来院時の検査でわかります。超音波検査で子宮内に胎のう(小さな袋状のもの)があることが確認されると臨床的妊娠成立と診断されます。患者さんにとっては楽しみでもあり、不安でもあり、複雑なお気持ちかもしれません。どういった結果であれ、ここまで体外受精を頑張ってきたご自身をほめてあげてほしいと思います。



文責:松本和紀(松本レディースクリニック 不妊センター 院長)

 

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Q.2人目がほしいのですがなかなか恵まれません。不妊なのでしょうか。

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一人目は自然に妊娠したのに、二人目を望んだときになかなか妊娠へといたらない…それは決してめずらしいことではありません。

 

というのも、体には生殖年齢(妊娠しやすく出産のリスクも低い年齢のこと)という概念があり、30代半ばくらいから卵の質が著しく低下していきます。女性の社会進出や晩婚化が進む近年のこと、2人目を望む頃には女性の年齢が生殖年齢をすぎているという場合も少なくないのです。

 

そういったケースでも、不妊治療は有効です。まずは検査をして、どのように治療を進めていくかを決めていきましょう。

 

不妊治療の概要についてはこちらにまとまっておりますので、ぜひ参考になさってください。

 

▶︎Q.不妊治療はどのようなことをするのですか?

 

第一子が生まれているのであれば、不妊治療によって2人目を授かる可能性は決して低くありません。とはいえ、不妊治療には、時間的、経済的、そして精神的な負担が伴うことは事実です。不妊治療を受けるかどうかは、ご夫婦でしっかりと話し合いをされてください。

ただし、客観的事実として、38歳を超えると妊娠率はぐんと低下して、40歳以上になるとさらに低下してしまいます。もし2人目を望むということであれば、早めに妊活を開始されることをオススメします。



文責:松本和紀(松本レディースクリニック 不妊センター 院長)

 

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Q.男性不妊の治療にはどんなものがありますか?

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不妊の原因には、女性に原因がある場合と、男性に原因がある場合と、その両方が組み合わさっている場合があります。

今日は、男性不妊における不妊治療とはどのようなものかお話します。

 

■男性不妊の検査

男性不妊の基本的な検査は、「精液検査」です。採取した精液から、以下のことを調べます。

・精液量
精子濃度
精子運動率
・奇形率
・生存率

通常、精液1cc中の精子数(精子濃度)は、6000万〜1億個あります。なんらかの理由で精子数が少なくなり、1500万個以下になっている場合は「乏精子症」、精子がまったく見つからないものは「無精子症」、運動率が40%以下に低下したものは「精子無力症」と判断されます。

ただし、精液の状態は体調やストレスなどによって大きく変動しますので、必ず1〜3週間以内の間隔をおいて、2回以上検査をおこないます。

ここで気になる結果が出た場合は、泌尿器科でさらに詳しく検査していくことになります。

 

■男性不妊の3大原因

男性不妊の原因は大きく分けて3つあります。

ひとつは、精巣において精子を作る機能に問題が起きている「造精機能障害」。2つ目は、精子が作られていても、それをうまく外に送り出すことができない「精路通過障害」。3つ目が、性欲の低下や勃起不全、射精不全といった「性機能障害」です。

 

■男性不妊の治療法

・造精機能障害の場合

精子症の中でも、精子が1000万個以上ある場合は、薬による治療で状態が改善することがあります。

また、泌尿器科における検査の過程で、造精機能障害の原因となる「精索静脈瘤*」が見つかる場合は、外科的手術を勧められることもあるでしょう。

*精索静脈瘤:精巣から出ている静脈に血液がたまって瘤状にふくらんでくる病気。血液にあたためられて陰嚢の内部温度が上がるために造精機能が悪くなります。

精子の数が500万個未満である場合やまったく見つからない場合は、精巣の組織検査をおこないます。現在の生殖補助医療であれば、1個でも精子が見つかれば妊娠に結ぶつけることも可能です。

 

・精路通過障害の場合

精路の通路障害には、「逆行性射精」や「精巣上体炎」、もしくは物理的に精路が狭くなっていたり塞がっていたりするなど、さまざまな原因があります。

逆行性射精とは、精液が膀胱に射精されてしまう症状のこと。この場合は、膀胱の中をあらかじめ精子の培養液で何回か洗ってから、培養液を再度注入してマスターベーションで射精します。そして培養液ごと精子を取り出して、洗浄濃縮してから人工授精します。

これ以外の精路通過障害には、外科的処置をおこなう場合と、精巣や精巣上体から精子を取り出して顕微授精にすすむ2つの選択肢があります。

 

・性機能障害の場合

性機能障害には、心因的な要因と身体的な要因が考えられます。これらはカウンセリングや、バイアグラのような内服薬を併用して改善を目指していくこととなります。

 

■まずは検査から

おおまかではありますが、男性不妊についてご説明しました。なにはともあれ、まずは精液検査をしてみないことにはなにもわかりません。

不妊治療の第一歩は、いつだって「検査」なのです。



文責:松本和紀(松本レディースクリニック 不妊センター 院長)

 

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Q.子宮筋腫は不妊の原因になりますか?

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原因になることもあれば、ならないこともあります。それは、腫瘍の位置によって違います。

詳しく解説する前に、そもそも子宮筋腫とはなにかというところからご説明いたします。

 

子宮筋腫とは

子宮筋腫というのは、子宮の筋肉から発生する良性の腫瘍のことです。症状としては、経血が増え、貧血を引き起こします。ですが、基本的には命に関わるものではなく、自覚症状のないケースも多くみられます。

 

子宮筋腫が見つかったらどうしたらいい?

子宮筋腫は、自覚症状がなかったり、軽度な貧血を起こす程度であれば、必ずしも摘出する必要はありません。

ただし、不妊治療をおこなう過程で見つかった子宮筋腫が、もし子宮内膜側に張り出している場合は対処が必要です。というのも、この場所にある子宮筋腫は、物理的に受精卵の着床を妨げてしまう恐れがあるからです。

もし大きな子宮筋腫が子宮内膜側に見つかった場合は、筋腫の核だけをとりのぞく「筋腫核摘出術」という処置をおこなう可能性があります。

 

不妊の原因はひとつではない

不妊の原因はさまざまある上に、複雑に組み合わさっていることがほとんどです。そのため、不妊の原因を探るためには、系統立てて検査をしていく必要があります。

不妊検査の過程で子宮筋腫が見つかった場合でも、それだけが原因ではないということも少なくありません。ひとつひとつ原因を突き止めて、対応する処置をして…というように、気長に取り組んでいく必要があります。



文責:松本和紀(松本レディースクリニック 不妊センター 院長)

 

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Q.赤ちゃんがほしい! 何から始めればいい?

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赤ちゃんがほしいけれど、なかなか授からない。もしかして不妊症なのではないか…?

そう考え始めた方は、きっと大変不安な気持ちを抱えておられることと思います。ここでは、「赤ちゃんがほしい!」と思ったら、まずは何をしたら良いのかをご説明いたします。

 

■「不妊症」とはどういう状態?

そもそも不妊症とは、どのような状態を指すのでしょうか。

 

不妊症は、「生殖年齢に達したカップルが結婚後に正常な性生活をおくり、避妊をしていないのに一年が経過しても妊娠しない」場合をいいます。

統計的には、健康な男女が結婚して通常の性生活をおくると、結婚後1年以内には約80%、2年以内に約90%が妊娠します。もし「不妊症かもしれない」と思い、「赤ちゃんがほしい」と考えている場合は、早めに婦人科を受診することをオススメします。

 

というのも、現代社会では、女性の社会進出も進み、「赤ちゃんがほしい」と思う年齢も高くなってきています。しかし身体的には「生殖年齢」と呼ばれる、妊娠しやすく出産のリスクも低い年齢というのがあるのです。妊活を始めるのであれば、早ければ早いほど良いということを念頭に置いておいてください。

 

■まずは検査から

不妊症」の原因は人によってさまざまです。妊娠にいたるまでのメカニズムの、どこかひとつでもうまく行っていなければ、妊娠には至りません。まずは、どこに原因があるのかを、「ルーチン検査」によってひとつひとつ調べていくところから始めます。

 

<ルーチン検査とは?>

「ルーチン検査」は、一言で言えば「あら探しの期間」。検査内容には、

基礎体温表作成
・ホルモン測定(採血)
・経膣超音波による卵胞径の測定や、子宮内膜の厚さの測定(同時に子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮内膜症、子宮奇形の有無などをチェック)
・頸管粘液の検査
・フーナーテスト
・子宮卵管造影検査
精子検査

などがあります。月経周期にそっておこなっていくため、最短でも約一ヶ月半の期間を要します。

 

<妊活検査パック>

当院では、「専門的な検査はまだ考えていないけれど、自分の体について少し検査をしてみたい」と考えている方に向けて、「妊活検査パック」というものをご用意しております。

3回の来院の中で、ホルモンや卵巣の状態を見ていきます。ホルモンの採血をすることによって、卵巣機能の低下、卵胞の発育不全、排卵障害、卵巣の予備能がわかります。

 

また、超音波検査により子宮や卵巣を調べます。結果については郵送でも、来院でのご説明でもご希望に応じて承っております。

 

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妊活の第一歩として、まずはこういった手軽なものから利用していただくのもよろしいかと思います。

妊活検査パックについてはこちらから。

 

■勉強も第一歩

不妊治療を始める前には、ぜひ患者さまも妊娠のしくみについて勉強なさってください。妊娠のしくみは複雑です。月経や妊娠のしくみがしっかりわかっていれば、不妊症の検査で何を調べているのか、どこに問題があって、そのためにどんな治療が必要とされるのか、医師の説明がすんなり理解できるようになるでしょう。

 

このブログも患者さまの疑問にお答えするべく立ち上げたものですが、当院ホームページにも不妊症についての情報がまとまっていますから、ぜひ目を通してください。

▶︎不妊治療について(松本レディースクリニック 不妊センター ホームページ内)

 

また、当院では「妊活セミナー」や「IVF教室(体外受精教室)」といった説明会を開催し、疑問や不安を解消した上で治療を進めていけるよう準備しておりますので、興味をお持ちの方はぜひ参加をご検討ください。

▶︎松本レディースクリニック 不妊センター 教室のご案内



文責:松本和紀(松本レディースクリニック 不妊センター 院長)

 

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