不妊治療のQ&Aブログ

by 松本レディースクリニック 不妊センター

Q.不妊治療はどのようなことをするのですか?

赤ちゃんがほしいけれど、なかなかできない。
不妊治療を検討し始めたけれど、一体どのようなことをするのだろう?

今日はそんな疑問にお答えします。

 

不妊治療の第一歩は「検査」

不妊治療というと、「何か特別なことをするのではないか?」と不安に感じる方も多いかと思います。一言で不妊と言っても、考えられる原因はさまざまです。当院では、まずは最初に検査をおこない、妊娠しづらいのはなぜなのかという原因を探していきます。理由がわかればそれに対して治療をおこなっていきます。

 

ここで注意したいのは、検査をおこなったからといって、必ずしも全ての状態に説明がつくわけではないということです。ですが、これはあくまで「現在の検査法では、原因がわからない」という状態であり、「原因がない」ということではありません。治療を始めたばかりの頃におこなった検査では原因がわからなくても、治療を進めていくうちに原因が明らかになってくるケースも少なくありませんので、焦らずに治療を進めていきましょう。

 

不妊治療にはどんなものがある?

不妊というものは、もともと持っている機能がうまく働かない状態です。なので、治療のイメージとしては「治す」のではなく「うまくいかない点を補助する」ものになります。

その方法には大きく分けてAIH(人工授精)、IVF体外受精)があり、ご夫婦の希望を考慮して方針を決めていきます。

 

▶︎AIH(人工授精)とは

AIHとは、洗浄した精子を子宮の中に入れる方法です。検査で「精子の数がすこし少ない」「精子の運動率がすこし低い」など、精子に問題があると認められた場合や、「頚管粘液がすこし少ない」など女性側に問題がある場合、さらにフーナーテストで「精子が子宮に入っていない」などが懸念される場合等におこなわれます。

 

▶︎IVF体外受精)とは

卵子を取り出し、卵子精子を受精させ、女性の体内に戻す方法です。その方法には細かくいろいろなものがありますが、「一番優れている方法」というものはありません。どのように進めていくかは検査方法やご夫婦の希望、事情などを考慮しながら十分相談して決めていくことになります。

 

それぞれの詳細はこちらのページ(▶︎不妊症の治療)にまとまっていますので、ぜひご一読ください。

 

いずれにせよ、不妊治療は患者さんと医師がよく話し合った上で、オーダーメイドで治療を進めていきます。そのため、画一的に「このようなことをする」と一言で説明することができません。当院では「妊活セミナー」や「IVF教室(体外受精教室)」といった説明会を開催し、疑問や不安を解消した上で治療を進めていけるよう準備しておりますので、興味をお持ちの方はぜひ参加してみてください。

▶︎松本レディースクリニック 不妊センター 教室のご案内



文責:松本和紀(松本レディースクリニック 不妊センター 院長)

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<初診のご案内>

当院は予約制ではありませんので、初診をご希望の方は直接のご来院をお願いいたします。初診の方の受付時間は、

平日 午前 8:00〜12:00、午後 14:30〜18:00
土曜日 午前 8:00〜11:00、午後 13:45〜15:00
です。

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