Q. 子宮筋腫ってどんな病気ですか?
子宮筋腫とは
子宮筋腫は良性の腫瘍です。実は、30歳以上の女性なら3人にひとりは子宮筋腫を持っています。
大きさやできた場所によって症状は異なります。代表的なものには、経血量の増加、月経痛の憎悪があります。そのほか、月経以外での出血(不正出血)や腰痛、頻尿なども子宮筋腫の症状として挙げられます。自覚症状がないケースも多数見受けられます。
子宮筋腫の診断法は?
超音波を使い診断します。不妊治療を始める際には、初めに検査することとなります。
子宮筋腫がある場合でも、不妊の原因となっているとは限りませんが、子宮内膜側に張り出している場合は対処が必要です。
「月経の出血量がとても多い(過多月経)」場合や「月経痛がひどくて鎮痛剤を買っている(月経困難症)」場合でお子さんを望まれている方は、早めに検査をお受けください。
子宮筋腫の治療法は?
主に外科手術により治療します。子宮を取る「子宮全摘術」と、筋腫のみ取る「筋腫核出術」があります。お子さんがほしい場合には子宮を残す必要がありますので、後者を選ぶことになるでしょう。
筋腫核出術には、腹腔鏡を使う場合や、下腹部を切開する場合、もしくは膣の方から内視鏡で取る場合などがあります。筋腫の場所や大きさによって、最適な方法を選びます。
そのほか、女性ホルモンの分泌を抑える薬による一時的な治療もあります。女性ホルモンが減少し筋腫は小さくなりますが、かわりに更年期障害のような症状が出てしまうために長くとも半年ほどしか続けられません。
文責:松本和紀(松本レディースクリニック不妊センター 院長)
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松本レディースクリニック 不妊センター
〒170-0013
東京都豊島区東池袋2-60-3 グレイスロータリービル1F
Tel 03-5958-5633 / Fax 03-5958-5635
<初診のご案内>
当院は予約制ではありませんので、初診をご希望の方は直接のご来院をお願いいたします。
初診の方の受付時間は、
平日 午前 8:00〜12:00、午後 14:30〜18:00
土曜日 午前 8:00〜11:00、午後 13:45〜15:00
です。
初診の流れなどの詳細はこちらからご確認ください。
●妊活検査パックについて
専門的な検査はまだ考えていないけれど、ご自分の体について少し検査を考えている方には、当院の「妊活検査パック」をおすすめします。
3回の来院の中でホルモンや卵巣の状態を見ていきます。ホルモンの採血をすることによって、卵巣機能の低下、卵胞の発育不全、排卵障害、卵巣の予備能がわかります。また、超音波検査により子宮や卵巣を調べます。結果については郵送でも、来院でのご説明でもご希望に応じて承っております。
1回目の検査から順次受けていただくため、生理になったらお電話で予約をお願いいたします。
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Q. 孵化補助ってなんのためにするものですか? 孵化補助をした方が妊娠率は上がりますか?
今日は少々、専門的な内容のお話になります。まずは孵化補助とはなにかというところからご説明します。
孵化補助(アシステッドハッチング)とは?
孵化補助(アシステッドハッチング)とは、人工的に透明帯に切れ目を入れて、細胞が透明帯の外に脱出しやすいように補助する技術です。
胚は、胚盤胞という段階まで発育すると、どんどん拡張してその大きさを増していきます。それに引き伸ばされる形で透明帯は薄くなり、破綻して、その切れ目から細胞(将来赤ちゃんになる部分と胎盤になる部分)が外に脱出します。これを孵化と言いますが、この孵化がうまくいかず脱出に失敗すると、着床することができません。
ここまでのお話だと せっかくの胚盤胞が透明帯のせいで着床できないなんて…。 透明帯なんてないほうがいいのでは? なんてお思いになるかもしれません。では、そもそも『透明帯』とは何なのか、何のためにあるのか、についてお話しします。
■透明帯の役割
透明帯は、卵子の細胞質の外側を覆っている糖タンパク質でできた膜です。その役割は、さまざまですが、
1. 卵巣内では、卵子の発育に必要な栄養素を、外側から内側に受け渡す役割
*この発育がうまくいかないと受精の準備ができず、次のステージに進むことができません。
2. ひとつの精子が卵子内に入ったら、構造を変化させることで、それ以上の精子の侵入を防ぐ、多精子受精防止の役割
*2つ以上の精子が侵入してしまうと染色体が異常となってしまいます。
3. 細胞の分割が始まった頃の初期の胚は、ひとつひとつの細胞がくっついておらずバラバラになりやすいので、それを囲みまとめる役割
*バラバラでは、細胞同士が、さあ、くっつき始めましょう、というときにくっつくことができず、その後の、赤ちゃんになるか胎盤になるか役割を決めましょう、という段階に進むことができません。
4. 卵管で受精した胚が、着床の場である子宮に移動してくる道中、目的地以外に付着するのを防ぐ役割
*卵管の壁に付着してしまうと、正常な妊娠ではなくなってしまいます。
といったものが挙げられます。
■孵化補助(アシステッドハッチング)の有効性は?
前提として、自身の力で脱出できる胚なのかそうでないのかを事前に調べることはできません。なので、それぞれの胚について、孵化補助の有効性を確認することはできません。
けれども、私たち胚培養士が日々患者様の胚を扱う中で、透明帯が堅い、柔らかいと感じることは多々あります。また、年齢上昇による硬化や肥厚、凍結と融解、液体窒素での凍結保存による硬化、などは多く報告されています。
脱出ができないこと(孵化障害)が直接的な原因で着床できない、ということは、パーセンテージとしては高くはないのかもしれません。けれども、もし患者様の移植するその胚が、補助なくして脱出できない胚であるならば、孵化補助は妊娠に結びつけるための有効な方法である、と言えると思います。
また、孵化補助にデメリットがあるかということに関しては、胚盤胞での移植に限って言えば、その役割は移植の時点では不要になっているものがほとんどですから、孵化補助(アシステッドハッチング)をするデメリットはほぼ無いと言っていいでしょう。
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Q. 生理不順で生理が2~3か月に1回しかきません。妊娠に差し支えますか?
生理不順になる原因は、さまざまなことが考えられます。
ストレスによるもの、ダイエットによる急激な体重減少によるもの、肥満、ホルモン バランスによるもの、睡眠不足など日常生活の過ごし方も影響します。
まずは、基礎体温(BBT)をつけてみましょう。ぜひこちらの過去記事をご参照ください。
matsumotoladiesclinic.hateblo.jp
次に婦人科の受診をしましょう。
受診の際には基礎体温をグラフにして持って行かれると今の状態を正確に先生に伝えることができます。診察では卵巣、子宮の状態を経膣超音波で検査したり採血でホルモン状態などをみていきます。
結果により、ホルモン治療などが必要になる場合があります。その場合は、医師の指示のもとに治療を受けることをお勧めします。また、日常生活の過ごし方など自分で改善できることは取り組んでみることも大切です。
妊娠の仕組みは簡単ではありません。妊娠できるかどうか検査でも全ての事がわかるわけではありません。でも、少しでも不安なことがあるのであれば、早めに専門クリニックで受診することをお勧めします。
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Q.新鮮胚移植と凍結胚移植について教えてください。
●新鮮胚移植と融解胚移植
新鮮胚移植というのは、採卵し体外で受精を促し培養した胚を、その周期に子宮に戻す方法です。凍結、融解という過程を経ず行うので、採卵から最も早く移植することができ、また費用の面でもご負担は少なくなります。
それに対して、採卵周期では移植を行わずに良好胚を(または新鮮胚移植を行い、残りの良好胚を)凍結して、次周期以降に融解して移植を行う方法が凍結胚移植です。
胚の凍結は、ガラス化法という、最も胚へのダメージが少ない方法で行っていますが、当クリニックに於いて融解時の完全生存率は96.3%ほどです。残念ながら、残り3.7%には、変性、または一部に変性がみられ、そのうちの1.4%は移植を行わずに廃棄胚となっています(2016/09~2017/08当院データによる)。
胚は、受精5日目ほどで胚盤胞になり子宮内膜に着床するのが、通常の発育速度と考えられています。このとき、胚が発育するのと同時に、それを受け入れる子宮内膜も発育をしており、その足並みがそろっていないと着床率は下がります。
体外での培養においては、胚盤胞に達するのが受精6日目、7日目になることもたびたび起こります。この時点で、内膜の発育は先に進み、胚を受け入れる期間が過ぎていると考えられるので、新鮮胚移植予定であっても中止となり、凍結胚移植に向けての凍結を行うことになります。
また卵巣刺激による採卵周期では、刺激によって子宮内膜が着床環境に適さない状態になっている場合もあり、その場合も同様に凍結をおこないます。
ほかには、卵胞がたくさん発育し、エストロゲンが高い状態で胚移植し妊娠した場合にも、卵巣過剰刺激症候群が憎悪し危険になることがあるので、安全のために胚移植を回避して全胚凍結をする場合があります。
凍結胚移植の中には、自然の排卵周期に合わせての移植と、ホルモンを補充しておこなう人工周期での移植があります。人工周期では、ホルモンを補充することで子宮内膜を調整し、移植予定胚の発育ステージに内膜の発育を同期させ、着床環境を整えることができます。また、月経に合わせて、事前に診察日や移植日を決めることができるので利便性が高いと言えます。
以上のように、凍結融解による胚へのリスク、着床環境、経済的・時間的なご負担などもそれぞれです。採卵数、発育の状況なども合わせて、患者様のご希望、ご都合をお伝え頂いて、ご相談の上決定していきます。
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Q. 不妊治療をしたいのですが、クリニック選びの基準がわかりません
不妊治療を始めようと思ったとき、まず最初に悩むのがどのクリニックに通院するか、ということかもしれません。
検討材料は主に以下のものがあるでしょう。
・信頼できるドクターや看護師がいるか
・通院しやすい場所にあるか
・最新の設備が整っているか、院内はきれいか
…など。不妊治療であれば、当然妊娠実績も気になりますよね。
不妊治療には「こうすれば必ず妊娠する」という正攻法のようなものはなく、患者さん一人一人の体調や状況に合わせて最善と思われる治療をひとつひとつやっていくしかありません。患者さんとドクターの間で信頼関係を築けるかどうかがもっとも重要であり、どれだけ人気のクリニックでも、仮にドクターと信頼関係が築けなければ、そこに通い続けることは難しいでしょう。
最終的には、患者さんご自身が「このドクターにお任せしたい」と思えるかどうかが判断基準になるのだと思います。
通院しやすい場所にあるかというのもとても重要です。不妊治療に取り組む過程では、繰り返し通院する必要がありますし、場合によっては長期的に通うことにもなります。自宅の近くか会社の近く、乗り換えで使うターミナル駅の近く、などできるだけ通いやすい立地から選ぶことをお勧めします。
そのほか、不妊治療のためのクリニック選びの判断材料になるであろうポイントを以下にご紹介します。ぜひ参考になさってください。
クリニック選びの際の注目点
●診療時間はいつか
働きながら不妊治療を進めたいという方も多いと思います。その場合、朝早くから診察しているか遅くまで診察している、もしくは土日に診察しているクリニックを探さなければなりません。ただ、不妊治療は月経周期に合わせて進めていくものなので、ご自身で通院日を決められない局面も多いです。そのことを考えると、やはり平日に行ける時間帯に診察しているクリニックを探すと安心かと思います。
●ドクター指名の可否
規模の大きいところですと、ドクターを選べないことが多いです。もちろんカルテできちんと情報共有されていますから治療にはまったく問題ありませんが、もしどうしても同じドクターに診てもらいたいというこだわりのある方は、指名のできるクリニックかどうかチェックする必要があります。中には女医さんを指名できたり、外国語に堪能なドクターを指名できたりするクリニックもあるので、特別な要望がある方は探してみると良いでしょう。
●予約制かどうか
初診だけ予約制、初診・再診ともに予約制、どちらも予約制ではない、などさまざまです。人気度や治療方針などによって待ち時間が変わってくるので、事前にどの程度の待ち時間が発生するクリニックなのか調べておくことをお勧めします。ただ、予約制だからと言って待ち時間が少ないとは限らないということにご注意ください。
また、待ち時間に外出できるかどうかも調べておくと良いでしょう。待ち時間が2時間以上発生するようなクリニックでは、近隣で時間を潰せそうな施設があるかどうかもチェックしてみてください。
●子供づれはOKか
他の患者さんに配慮して、お子様づれは遠慮いただいているという不妊クリニックが多いと思います。規模の大きいクリニックになると託児スペースがあることもあるので、第二子の妊娠を希望される方でお子様同伴で通いたいという場合は、必ず確認してください。
●付随サービスの有無
最近ですと、クリニックと併設する形でお灸やアロマトリートメントなどのサービスを実施しているところも増えています。当院でも、看護師であり不妊カウンセラーでありフットケアセラピストでもあるスタッフによるフットケアサービスを提供しております。
不妊治療では、精神的にも負担を感じるもの。しかし体はストレスに敏感です。フットケアなどで心身をリラックスさせ、少しでも妊娠しやすい状態に近づけられるよう、各クリニックで取り組んでいるのです。興味のある方はぜひ判断材料のひとつにしてみてください。
まずは妊活セミナーへ
こうして列挙していくと、かえって「ここぞ」というクリニックが見つからずに途方にくれてしまうかもしれません。
ネット上での情報収集はそこそこにして、まずは足がかりとして、多くの不妊クリニックがおこなっている説明会やセミナーのようなものに足を運んでみると良いと思います。
WEBサイトを見るだけではわからない、クリニックやスタッフの雰囲気を知ることができますし、実際にどのようなドクターに診てもらうのか事前に知ることができれば安心です。
直感的に、「ここに通ってみようかな」と思えることもあるでしょう。
みなさまが納得のいくクリニックと出会い、治療を成功させることをお祈りいたします。
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Q. 不妊治療にはどれくらいの費用がかかりますか?
不妊治療とひとくちにいっても、その原因や状態は人それぞれ。妊娠にいたるまでのメカニズムの、どこかひとつでもうまく行っていなければ、妊娠には至りません。よって、どのような治療が必要でどれくらいの費用がかかるか、というのも人によってまったく違います。
赤ちゃんがほしいと思ったら、まずは検査から。ルーチン検査というものをおこない、どこがうまくいっていないのか調べます。
まずは当院の検査費用を見ていきます。
■ルーチン検査の費用
ルーチン検査には、以下のようなものがあります。
・基礎体温表作成
・ホルモン測定(採血)
・経膣超音波による卵胞径の測定や、子宮内膜の厚さの測定(同時に子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮内膜症、子宮奇形の有無などをチェック)
・頸管粘液の検査
・フーナーテスト
・子宮卵管造影検査
・精子検査
おおよその金額
内診と経膣超音波検査 約¥2,000(保険適用)
子宮卵管造影検査 約 ¥8,000(保険適用)
ホルモン採血 約¥2,000(保険適用)
精子検査 ¥5,000(自費)
がかかります。
さて、検査結果やそれまでの治療の経過により、AIH(人工授精)やIVF(体外受精)をするとなった場合はどのような費用がかかるのでしょうか。
いくつか例を紹介しますが、実際の金額はおひとりおひとりの状況によって変わりますので、あくまで参考のひとつとしてご覧ください。
■AIH(人工授精)の費用
AIHとは、洗浄した精子を子宮の中に入れ、より受精しやすい状況を作り出す方法です。
以下のような費用がかかります。
・HCG注射(卵胞を刺激し排卵を促す)¥2,000
・抗生剤 ¥800
・AIH ¥16,200
IVF(体外受精)とは、卵子を取り出し、卵子と精子を受精させ、女性の体内に戻す方法です。
大きく分けてコンベンショナルと顕微授精(ICSI)いう2つの方法があります。
コンベンショナルとは、採卵した卵子と濃度調製した精子を体外で自然受精させるというものです。
たとえば、麻酔をかけて採卵をし、コンベンショナルをおこない新鮮胚移植をした場合
. . .
採卵手技¥70,000+麻酔¥30,000+コンベンショナル¥70,000+胚培養¥50,000+胚移植手技(1個)¥70,000=¥290,000
となります。
顕微受精(ICSI)は、自力で卵子と精子が受精できない場合にとられる方法で、400倍の顕微鏡下で人工的に精子を卵子へと注入するというものです。
たとえば、麻酔をかけて採卵をし、5個の卵子にICSIをおこない1個新鮮胚移植、4個の胚凍結をした場合・・・
採卵手技¥70,000+麻酔¥30,000+顕微授精手技(3〜5個)¥90,000+胚培養¥50,000+胚移植手技(1個)¥70,000+胚凍結料(3~5個)¥70,000=¥380,000
となります。
※料金は全て税抜き表示です。
詳しい料金表はこちらのページに記載してありますので、ぜひ併せてご覧ください。
繰り返しになりますが、不妊治療は患者さま一人ひとりの状態に併せて、百人百様の治療が存在します。
まずは一度ご来院され、ご自身や旦那様の体の状態を知るところから始めてください。ご夫婦が納得できる形で一歩一歩治療を進められるよう、スタッフ一同全力でサポートいたします。
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Q. 不妊の原因はなんですか? 改善できることがあればしたいです。
妊娠の仕組みは、大変複雑なものです。さまざまな仕組みが関係し合って、そのどれかひとつでもうまくいっていなければ、妊娠にはいたりません。
具体的には、妊娠がなりたつためには以下の条件を満たしている必要があります。
- 卵胞や子宮内膜の発育をうながすホルモン(卵巣ホルモン)が、きちんと分泌されているかどうか
- ホルモンの分泌を受けて、ひとつの卵胞が大きく育ち排卵がおきているかどうか
- 赤ちゃんになりうる卵子が排卵されるかどうか(赤ちゃんになりうる卵子とはDNA、遺伝情報が劣化していない。成長するためのエネルギーが充分ある卵子)
- 排卵された卵子が、卵管の中にうまくとらえられるかどうか
- じゅうぶんな数の精子が射精されるかどうか
- 排卵期に、頸管粘液が分泌されて精子が子宮腔に入りやすくなっているかどうか
- 精子が、卵管のなかの受精の場にたどりつけるかどうか
- 卵子と精子が出会ったときに、受精がおきるかどうか
- 受精卵が卵管のなかを子宮に移動できるかどうか
- 子宮にたどりついた受精卵(胚)が、子宮内膜にもぐりこんで着床できるかどうか
- 妊娠を維持するためのホルモンが、分泌されているかどうか
繰り返しになりますが、このすべての因子が機能しなければ妊娠にはいたりません。どの部分に問題があって妊娠がさまたげられているのか、それを調べながら効果的な治療法を探していきます。
治療法のなかには、自然の妊娠に近い「タイミング法」という治療をこころみることもあります。しかし、妊娠のチャンスをふやすために排卵誘発剤で排卵する卵子の数をふやしたり、人工的に精子を子宮腔に入れる「人工授精」や、卵子と精子を体外にとりだして受精させる「体外受精」しか妊娠にいたる手段がないケースもあります。
まずはご来院いただき、検査をするところから始めましょう。
もし「専門的な検査はまだ考えていないけれど、自分の体について少し検査をしてみたい」という場合は、「妊活検査パック」というものをご用意しております。 3回の来院の中で、ホルモンや卵巣の状態を見ていきます。ホルモンの採血をすることによって、卵巣機能の低下、卵胞の発育不全、排卵障害、卵巣の予備能がわかります。 また、超音波検査により子宮や卵巣を調べます。結果については郵送でも、来院でのご説明でもご希望に応じて承っております。
また、さらにその前段階として、妊娠のしくみから、体外受精までわかりやすく説明する「妊活セミナー」もご用意しております。
開催予定日は
第9回 8月26日(土)14:30〜
第10回 9月16日(土)14:30~
となっております。
セミナーは1時間の予定です。
ご予約・詳細は下記リンクよりご確認ください。
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完全予約制、自費診療のみとなります。詳しくは受付までお問い合わせください。
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