Q. 不妊の原因はなんですか? 改善できることがあればしたいです。
妊娠の仕組みは、大変複雑なものです。さまざまな仕組みが関係し合って、そのどれかひとつでもうまくいっていなければ、妊娠にはいたりません。
具体的には、妊娠がなりたつためには以下の条件を満たしている必要があります。
- 卵胞や子宮内膜の発育をうながすホルモン(卵巣ホルモン)が、きちんと分泌されているかどうか
- ホルモンの分泌を受けて、ひとつの卵胞が大きく育ち排卵がおきているかどうか
- 赤ちゃんになりうる卵子が排卵されるかどうか(赤ちゃんになりうる卵子とはDNA、遺伝情報が劣化していない。成長するためのエネルギーが充分ある卵子)
- 排卵された卵子が、卵管の中にうまくとらえられるかどうか
- じゅうぶんな数の精子が射精されるかどうか
- 排卵期に、頸管粘液が分泌されて精子が子宮腔に入りやすくなっているかどうか
- 精子が、卵管のなかの受精の場にたどりつけるかどうか
- 卵子と精子が出会ったときに、受精がおきるかどうか
- 受精卵が卵管のなかを子宮に移動できるかどうか
- 子宮にたどりついた受精卵(胚)が、子宮内膜にもぐりこんで着床できるかどうか
- 妊娠を維持するためのホルモンが、分泌されているかどうか
繰り返しになりますが、このすべての因子が機能しなければ妊娠にはいたりません。どの部分に問題があって妊娠がさまたげられているのか、それを調べながら効果的な治療法を探していきます。
治療法のなかには、自然の妊娠に近い「タイミング法」という治療をこころみることもあります。しかし、妊娠のチャンスをふやすために排卵誘発剤で排卵する卵子の数をふやしたり、人工的に精子を子宮腔に入れる「人工授精」や、卵子と精子を体外にとりだして受精させる「体外受精」しか妊娠にいたる手段がないケースもあります。
まずはご来院いただき、検査をするところから始めましょう。
もし「専門的な検査はまだ考えていないけれど、自分の体について少し検査をしてみたい」という場合は、「妊活検査パック」というものをご用意しております。 3回の来院の中で、ホルモンや卵巣の状態を見ていきます。ホルモンの採血をすることによって、卵巣機能の低下、卵胞の発育不全、排卵障害、卵巣の予備能がわかります。 また、超音波検査により子宮や卵巣を調べます。結果については郵送でも、来院でのご説明でもご希望に応じて承っております。
また、さらにその前段階として、妊娠のしくみから、体外受精までわかりやすく説明する「妊活セミナー」もご用意しております。
開催予定日は
第9回 8月26日(土)14:30〜
第10回 9月16日(土)14:30~
となっております。
セミナーは1時間の予定です。
ご予約・詳細は下記リンクよりご確認ください。
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松本レディースクリニック 不妊センター
〒170-0013
東京都豊島区東池袋2-60-3 グレイスロータリービル1F
Tel 03-5958-5633 / Fax 03-5958-5635
<初診のご案内>
当院は予約制ではありませんので、初診をご希望の方は直接のご来院をお願いいたします。初診の方の受付時間は、
平日 午前 8:00〜12:00、午後 14:30〜18:00
土曜日 午前 8:00〜11:00、午後 13:45〜15:00
です。
初診の流れなどの詳細はこちらからご確認ください。
<お知らせ>
日曜・祝日の午前診療が始まりました!
完全予約制、自費診療のみとなります。詳しくは受付までお問い合わせください。
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